インタビュー

“今のままで十分”と言われたあの日、キャリアチェンジを決意をした ー安定の大企業から、スタートアップへの転身を決めた理由ー

作成者: プロコミットキャリア株式会社|Jun 9, 2025 6:02:24 AM

インタビューさせていただいた方:宇治さん(キャディ株式会社ご在籍)
2024年入社。入社以来エンタープライズ事業部のカスタマーサクセスを担当し、全社一括導入プロジェクトを推進。
前職では、鉄道業界で次世代高速鉄道の開発に関わっていたが、スピード感と裁量をより求めて転職を決意。

― 宇治さんは前職ではどんな仕事をされていましたか?

宇治さん:
はい。前職は鉄道会社に勤めていまして、高速鉄道の分野に携わっていました。
次世代高速鉄道のプロジェクトに関わりたいという思いがあり入社し、
最後の2年間はその新線建設業務に従事することができました。

― そのなかでも、どのような内容を担当されていたんですか?
宇治さん:
主に地上の機械設備の設計や施工に関する検討を担当していました。
さらに、工事の工程やコストダウンの検討にも関わっていました。

― 限られた方しか携われないような重要な業務だと思うのですが、
その中で転職を考えるようになったきっかけは何だったのでしょうか?
宇治さん:
実際にやりがいは感じていましたが、転職を考えた一番の理由は、
大きなプロジェクトがなかなか進まない難しさや、スピード感に欠ける点でした。
加えて、自分の裁量で物事を決められる余地が少なかったことも要因の一つです。

― スピードと裁量ですね。
転職をしようという結論はすぐに出せたんでしょうか?
宇治さん:
いえ、そう簡単ではありませんでした。
というのも、前職はあまり多くの人が転職するような環境ではないですし、
自分の中でも葛藤がありました。
ただ、課長との面談の際に「今のままで十分だよ」と言われてしまって……
その時に「このままじゃまずい」と強く感じたのが、決定打になりました。
 


― なるほど。
その発言に対して、宇治さん自身が「いや、まだまだ成長できるはずだ」と感じられたんですね。
宇治さん:
そうですね。若手に対して「一歩ずつでいい」とか「急がなくていい」という空気があって、
そもそもスピードを求められていないと感じました。
事業もあまり変化していなかったので、その空気感が転職のきっかけになったと思います。

― 転職を意識し始めてから、まず最初にどんな行動を取られましたか?
宇治さん:
大きく3つありまして、
1つ目は転職サイトへの登録。
2つ目はエージェントへの登録ですね。
周りの人たちが「エージェントと話すことで自分を客観的に見つめ直せる」と言っていたので。
3つ目は、実際に転職した知人等周りの方にとにかく話を聞くということをやりました。

― エージェントに関しては、何社か利用されたんですか?
宇治さん:
はい。軽い面談を含めて3社ほどお会いしました。
合う・合わないというよりも、そのエージェントが得意としている業界の違いが大きかったですね。

― 具体的には、どんな違いがありましたか?
宇治さん:
例えば大手エージェントは幅広く対応している印象で、もう一つはコンサルやハイクラス転職に強みがある一方、
スタートアップに関してはあまり特化していない印象でした。
そのなかでプロコミットキャリアさんとも話をしました。
スタートアップに強いエージェントをいくつか調べた中で、評判の良さが目を引いて、話をしてみたいと思いました。

― 実際にプロコミットキャリアのサポートで、
「これは助かった」と感じた点はありましたか?
宇治さん:
他社さんと比較して感じたのは、フラットで寄り添っていただける姿勢でした。
別のエージェントに「他のサービスと併用してもいいですか?」と聞いたところ、
あからさまに拒否されたことがありまして…。
その点、プロコミットキャリアは構わず柔軟に対応してくださって、求職者の目線で話してくれたのが印象的でした。
 


― そうでしたか、そう言っていただけるとうれしいです。
転職活動を進める中で、宇治さんにとって「軸」となったのはどんなことだったのでしょうか?
宇治さん:
最初は、前職の裏返しのような条件を求めていました。
つまり、人数が少なく、創業間もないスピード感のある会社。
ただ、一番ブレなかったのは「製造業に関わりたい」という想いでした。
なので、製造業関連のサービスで、スタートアップ規模の会社を中心に探していました。

― その中で、条件に合致する企業を見ていく中で、考え方に変化はありましたか?
宇治さん:
ありましたね。
たとえば、規模が大きくても新規事業を手がけている会社であれば、
組織としてはまだ小さなチームで動いている場合もあると知って。
あとは、スタートアップで働いている知人の話を聞いて
「ずっと小規模でやるよりも、成長している瞬間が一番楽しい」という声もあって。
そこから、人数にこだわりすぎず、成長中の企業に魅力を感じるようになりました。

― そういう意味では、最終的に入社を決められたキャディは、
まさにその条件に合致した企業だったんですね。入社の決め手は何だったのでしょう?
宇治さん:
2つあって、まず1つは圧倒的な成長角度ですね。前線を切り拓いているという実感がありました。
次に、面談でお会いした方々がとても優秀で、やり取りの中でも本質を突いたやり取りが多く、
「この人たちと働きたい」と思いました。
 


― 入社後、その環境の変化によってどんな成長を感じていますか?
宇治さん:
やはりスピード感と変化の激しさは全く違います。
事業環境が日々目まぐるしく変わるので、自然と成長せざるを得ないという状況があります。
やっていること自体は、前職と同じように「計画して実行して検証する」なのですが、
それが回ってくるスピードや回数が段違いです。

― 一人で任される範囲も広くなったんですね。
宇治さん:
そうですね。自分で決めなければならない場面が多くなった分、自然と全体を見るようになりました。
誰かに最終チェックを任せるのではなく、自分で責任を持つ必要がある。
だからこそ、視座も上がったように思います。