- 2016.01.29
- RSSで購読

小峯 祐美子|株式会社プロコミット アシスタント
一貫して、人材会社のアシスタントとしてキャンディデートや採用企業の採用進捗をフォロー。 ファストフード業界の接客およびアルバイト教育よりキャリアをスタートし、大手人材紹介会社に転職。 採用企業担当のサポートを中心として経験を積んだのち、2014年にプロコミットに入社。
人材紹介の仕事で欠かせないことのひとつが、「面接フィードバックをとること」だと思います。
これは、採用企業側からも、候補者の方からも、です。
なぜなら、面接後のフィードバックを早々に企業にお伝えして適切なフォローをすることは、「本当は当落線上で迷っていた」という候補者の方について、「今日の面接で、そのようにお感じいただけたのであれば、次回は役員の○○とお会いいただきましょうか」というように結果が変わってくることもあるからです。
私はアシスタントとして、日ごろコンサルタントのサポートをしていますが、実は面接後のフィードバックを候補者の方から直接伺う機会が意外なほど多くあります。
通常は担当コンサルタント宛てに電話がかかってきます。コンサルタントが在席していれば電話をつなぎますが、不在の場合は私がそのままフィードバックを伺います。 以前は、「担当コンサルタントが戻り次第、折り返しお電話いたします」と応えていたのですが、あるときから、できるだけそのまま私がお話を伺うことにしたのです。
それは、フィードバックは面接「直後」に伺うことに意味があると考えたからです。
面接後しばらく経つと、候補者の方がご自身の思考や感情を整理して、私たちに伝えてくださいます。それはそれで非常に意味があります。しかしながら、面接「直後」のフィードバックには飾らない本音がたくさん含まれていて、候補者の方の素直なお気持ちを知ることができます。
それをホットなうちに引き出すことで、その後の本質的なサポートにつなげたいと思っています。そのためにも、フィードバックのお電話を受けた際には、敢えて細かい質問はしないようにしています。 たとえば、「今日のご面接、いかがでしたか?」とオープンな質問をするだけで、候補者の方はいろいろな回答をしてくださいます。
面接の質疑応答を再現してくれる方もいれば、「楽しい面接でした」といった率直なお気持ちを伝えてくださる方もいます。 ここで心がけているのは、「一旦、遮らずにお話をすべて伺う」ということです。 そして、「楽しい」とか「面白い」とか「ちょっと気になる」といったように、お気持ちが表現された言葉を聞き逃さないようにしています。
「それはよかったですね。どういうところが楽しかったですか」といった質問から、「他社と比べて感じるものは何かありましたか」というような質問に展開していきます。また、「気になったこと、不安に感じたことはありますか」といった質問も付け加えることにより、一方的にポジティブなフィードバックを拾うことが無いようにも気をつけています。
ここまで面接直後のフィードバックの重要性とその心がけについてお伝えしてきましたが、大前提として重要なことがあります。それは、「オープンにフィードバックしてくださる関係値づくり」です。 これがなければ、「今日のご面接、いかがでしたか?」と伺っても心を開いて本音で回答していただけないからです。
これは多分に候補者の方と担当コンサルタントとの関係次第でもあるのですが、私自身もできるだけ代理で電話をする際や、代理でメールを送る際に、あえて踏み込んだ一言を添えるようにしています。これはその後のフィードバックを安心していただけるような関係値をつくるための工夫のひとつです。率直な面接フィードバックを伺うこと、そしてそれを企業側に伝えることは私たちの重要な介在価値だと考えると、まだまだ改良改善の余地がありそうです。
もっともっと良くしていきたいと考えていますので、良いお知恵があればぜひ、教えていただけますとうれしく思います。
新しい記事が出たら、メールでお知らせします。
小峯 祐美子|株式会社プロコミット アシスタント
一貫して、人材会社のアシスタントとしてキャンディデートや採用企業の採用進捗をフォロー。 ファストフード業界の接客およびアルバイト教育よりキャリアをスタートし、大手人材紹介会社に転職。 採用企業担当のサポートを中心として経験を積んだのち、2014年にプロコミットに入社。
Topics: コンサルタント
お電話でのお問い合わせ 03-5575-5603
受付時間 9:30~17:30(土日祝を除く)